神戸の北野坂で異人館めぐりしたら、坂道で全員バテた話

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北野坂を登り始めて5分で、もうみんな息切れしてた。

神戸に遊びに行こうってなったのは、確か3月の終わりごろ。大学の友達4人で「異人館って映えるらしいよ」って誰かが言い出して、じゃあ行こうかってノリで決まった。私は正直、異人館がどこにあるかもよく知らなくて、三ノ宮駅に着いてから初めてスマホで調べたくらい。北野坂っていう坂を登っていくらしい、くらいの認識で向かったんだけど、これが想像以上にきつかった。

坂の入り口あたりはまだ余裕で、カフェとか雑貨屋さんを見ながら「あ、これかわいい」とか言ってたんだけど、だんだん傾斜がきつくなってくる。しかもその日、なぜか全員ヒールとか革靴とか、歩きにくい靴で来ちゃってて。一人だけスニーカーだった子が「え、みんなその靴で来たの?」って笑ってたけど、その子も途中でバテてたから結局一緒。

異人館って、要するに昔外国人が住んでた洋館なんだけど、それがいくつも点在してて、それぞれ有料で中を見学できるようになってる。うろこの家とか風見鶏の館とか、名前だけは聞いたことあるやつ。私たちは共通チケットみたいなのを買って、いくつか回ることにした。最初に入ったのが、確か「うろこの家」。外壁が本当にうろこみたいなタイル?で覆われてて、近くで見るとけっこう迫力ある。

中に入ると、アンティークな家具とか絵画とかが展示されてて、なんていうか、タイムスリップした気分になる。天井が高くて、窓から差し込む光が柔らかくて、空気がひんやりしてた。3月だったからまだ肌寒くて、館内の冷たい空気が心地よかったのを覚えてる。友達の一人が「ここに住みたい」とか言ってたけど、冬は絶対寒いでしょって全員でツッコんだ。

そういえば、うろこの家の庭に謎の猪の像があって、それを撫でると幸せになるとかならないとか。みんなで順番に撫でて写真撮ったけど、今思い出すとなんであんなに真剣に撫でてたんだろう。

風見鶏の館は、屋根の上に風見鶏がついてるからその名前らしい。これも中に入れるんだけど、ここは家具の配置とか内装がすごく凝ってて、当時の暮らしぶりが想像できる感じ。暖炉があったり、食堂のテーブルセッティングがそのまま残ってたり。友達が「昔の人ってこんな豪華な生活してたんだ」ってつぶやいてたけど、まあ外国人の富裕層だしね、って誰かが返してた。ここの窓から見える神戸の街並みがすごくきれいで、みんなでしばらくぼーっと眺めてた。風が少し強くて、窓の外の木がざわざわ揺れてる音が聞こえてきて、なんか映画のワンシーンみたいだった。

途中、ベンチで休憩しながらコンビニで買ったお茶を飲んでたら、外国人観光客の団体がわーっと通り過ぎていって、ガイドさんが英語で何か説明してるのが聞こえてきた。神戸ってやっぱり国際的な街なんだなって、そのとき初めて実感した。私たちは日本人だけど、逆に外国の雰囲気を味わいに来てるわけで、なんか不思議な感じ。

ラインの館っていう黄色と白のストライプの建物もあって、ここは無料で入れる。中は展示スペースになってて、北野異人館街の歴史とか、建物の構造とかを説明したパネルがずらっと並んでた。正直、ちょっと疲れてたから真面目に読んでなかったけど、建物自体がかわいいから写真だけたくさん撮った。外観が本当に映えるんだよね、インスタ映えって言葉が本当にぴったり。

お昼ごはんは北野坂の途中にあったカフェで食べた。「カフェ・ド・パリ」っていう名前で、店内もフレンチっぽい内装。オムライスとパスタを頼んだんだけど、量が思ったより多くて、みんなでシェアしながら食べた。窓際の席だったから、外を歩く観光客の様子を見ながらのんびり過ごせて、それがすごくよかった。

帰り道、坂を下りながら「登りよりは楽だね」って言ってたけど、下りは下りで膝にくる。結局、駅に着くころには全員無言で歩いてて、電車に乗った瞬間に座り込んだ。

神戸の異人館、確かに素敵だったし、写真もたくさん撮れたし、楽しかったけど、次行くときは絶対スニーカーで行こうって全員で誓った。あと、もうちょっと体力つけてから…かな。

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